【続報】450頭の殺処分開始-新発田市の養豚場で県内初の「豚熱」感染確認【新潟・新発田市】

AI要約

新潟県の新発田市にある養豚場で豚熱の感染が初めて確認され、450頭の豚が殺処分されていることが報告されました。

感染が始まった経緯や感染広がりの可能性について県が調査を進めており、食肉の安全に対する対策も行われています。

豚熱の感染は豚とイノシシに限定され、混乱を避けるため生産者と消費者に冷静な対応を呼びかけています。

【続報】450頭の殺処分開始-新発田市の養豚場で県内初の「豚熱」感染確認【新潟・新発田市】

養豚場での感染は、県内では初めてとなります。県は、新発田市の養豚場で豚熱の発生が確認されたと発表しました。感染があった養豚場では、さきほど午後4時から殺処分が始まりました。

新発田市の養豚場では、午後4時ごろから県の職員ら60人態勢で、全450頭の殺処分が行われています。県によりますと、13日、食肉を出荷している新発田市の養豚場から下越家畜保健衛生所に「飼育している豚のうち12頭が死んでいる」と通報がありました。県が調査に入り、国の検査機関で確定検査を実施した結果、豚舎の12頭が豚熱に感染していることが判明。県内では、野生イノシシが感染していた例が確認されていますが、養豚場での感染は初めてです。

■県農林水産部 仲山美樹子畜産課長

「豚熱は豚とイノシシの病気ですので、生産者・消費者のみなさんは混乱することのないよう冷静な対応をお願いいたい。」

県は、野生のイノシシを媒介して感染が広まった可能性が高いとしていて、他の養豚場にも消毒などの対策を呼びかけています。豚熱は人に感染せず、感染した豚の食肉は市場に出回っていませんが、県では保健所に食の安全に関する相談窓口を設置しました。