北沢楽天の世界観を楽しめる企画展/埼玉県

AI要約

漫画家・北沢楽天の作品やその世界観を伝える企画展がさいたま市立漫画会館で開催中。

展示される作品には風刺漫画やロンドンでの個展作品など約70点が含まれている。

企画展は9月1日まで開催されている。

 漫画家・北沢楽天の作品やその世界観を伝えようという企画展が、さいたま市立漫画会館で開かれています。

 企画展では、1905年に29歳の楽天が創刊した日本初のカラー漫画「東京パック」で描かれた風刺漫画や、ロンドンで個展を開いたときの作品などおよそ70点が展示されています。

 「偏賜重賞ー戦後の行賞到らぬ隈もなし」は、元老や御用商人などは、日露戦争によって褒美を与えられたが、国民には「増税」しか与えられなかった風刺を描きました。

 また、「実業寺本尊千手観世音菩薩」は、明治時代に実業界の大御所として、あらゆる産業分野で活躍した渋沢の姿をユーモアに表現しています。

 また「国技館」は、力士たちの力強い取り組みを、土俵のまわりに所狭しと座った客が観戦している様子や、眼鏡をかけた楽天とみられる人物が描かれています。

 この企画展は9月1日まで、さいたま市立漫画会館で開かれています。