⚽ジュビロ磐田逆転勝ち 鹿島に2-1、6試合ぶり白星 J1第26節

AI要約

磐田がホームで鹿島に逆転勝ちした。後半に2点を奪い、6試合ぶりの白星を挙げた。

逆転劇の立役者は途中出場の選手で、山田が同点ゴール、古川が勝ち越しゴールを決めた。

磐田は6人の選手を入れ替えて臨み、1位町田との次節戦に向けて準備を進めている。

⚽ジュビロ磐田逆転勝ち 鹿島に2-1、6試合ぶり白星 J1第26節

 明治安田J1リーグは11日、各地で第26節が行われ、磐田はホームで鹿島に2-1で逆転勝ちした。

 【評】磐田が後半に2点を奪い、鹿島に逆転勝ちした。

 序盤からブロックを敷いてしのいでいたが、前半38分にPKを与えて先制を許した。サイドから攻撃を仕掛けたが、相手の守りを崩せず前半を終えた。

 後半は選手交代で攻撃の勢いが増した。32分、クルークスのクロスを山田が左足で合わせて同点に追い付いた。44分には右からのクロスが流れた球を古川が押し込んで勝ち越し。そのまま守備を固めて逃げ切った。

 今季最多の約3万3千人が見守る中、磐田が6試合ぶりの白星を飾った。途中出場の選手が躍動し、宿敵の2位鹿島から2017年4月以来、7季ぶりとなる金星を挙げた。降格圏を脱出して暫定17位へ順位を上げた。

 終盤まで相手の守備を攻めあぐねたが、途中出場のMF山田が値千金の同点ゴールを奪った。ピッチに投入された直後、MFクルークスからのクロスに体を反転させて左足でねじ込んだ。横内監督は「スタートでも出られるパフォーマンスでギアを上げてくれた」と交代選手をたたえた。

 同点だけでは満足しなかった。後半44分には右からのクロスが流れた球を途中出場のMF古川が落ち着いて今季2点目となる勝ち越しゴールを左足で押し込んだ。「全員でもぎ取った1点だと思う。最高でした」。エコパの夜空に向かって高々と腕を突き上げた。

 前節からスタメン6人を入れ替え。FWジャーメインとペイショットを出場停止で欠く中、1トップはFW渡辺が移籍後初先発。中盤にはMF平川、松本が入った。最終ラインもてこ入れし、DFハッサンヒルが加入後、初先発した。得点源の2人が不在でも、粘り強く試合をつくり逆転につなげた。

 次節17日も首位町田と敵地で厳しい戦いが待ち受けている。「新しく入った選手がギラギラしていてぶつけてくれた。難しい試合が続くが準備する」と横内監督。土壇場で磐田が息を吹き返した。