【鹿児島県震度5強】水道水の濁り解消せず、国分地区で給水継続 12日は2カ所に縮小 霧島市

AI要約

宮崎県南部で震度6弱を記録した地震の影響で、鹿児島県霧島市の一部地域で水道水が濁っており、給水が続けられている。

濁りが解消されず、給水所は霧島市お祭り広場駐車場と隼人庁舎の2カ所に縮小される。

国分地区の水源の濁度は基準値をわずかに上回っており、志布志市では崖崩れによる被害が懸念されている。

【鹿児島県震度5強】水道水の濁り解消せず、国分地区で給水継続 12日は2カ所に縮小 霧島市

 宮崎県南部で震度6弱を記録した地震の影響で、一部地域の水道水に濁りが見つかった鹿児島県霧島市では、11日も国分地区3カ所で給水を続けた。水道管の洗浄をしているが、濁水の解消に至っていない。

 12日は、給水所を霧島市お祭り広場駐車場と隼人庁舎の2カ所に縮小する。開設時間は午前9時から午後6時まで。

 国分地区の水源に濁りが出ており、市上下水道部によると、水の濁り具合を示す「濁度」は11日午後5時半現在、1リットル当たり3.47ミリグラム。水道水の基準の2.0ミリグラムを下回っていない。

 志布志市の集落近くの崖崩れでは、雨水の浸透による被害拡大が懸念される。県砂防課によると、高さ約40メートル、幅約35メートルが崩れたとみられる。同課は「応急工事も検討しつつできるだけ早く復旧したい」としている。