⚽清水エスパルス 4-0で群馬に圧勝、首位再浮上 J2第26節

AI要約

清水が群馬を4-0で圧勝し、勝ち点55で首位に浮上した。

清水は前半にカルリーニョス、宇野、原のゴールで3点を奪い、後半にアジズが追加点を挙げた。

清水は2試合連続で無失点勝利し、今季ホーム負けなしの12試合を記録している。

⚽清水エスパルス 4-0で群馬に圧勝、首位再浮上 J2第26節

 明治安田J2リーグは10日、各地で第26節の7試合が行われ、清水が群馬を4-0で下し、勝ち点55で首位に浮上した。

 ②アイスタ(清水2勝)▽観衆15651人

 清水 18勝1分け7敗(55) 4(3―0 1―0)0 群馬 2勝7分け17敗(13)

 ▽得点者【清】カルリーニョス(4)宇野(2)原(2)ヤクブ(1)

【評】清水が群馬に圧勝した。

 清水は前半20分、MF乾のスルーパスにMFカルリーニョスが反応して先制した。27分にはDF山原の意表を突いたCKにMF宇野が合わせて追加点。追加タイムにもCKからDF原が決め、圧倒して前半を終えた。

 後半開始早々にピンチを招いたがGK権田がセーブ。30分に途中出場のFWアジズが加入後初得点を決めた。久々の出場となった松崎と、西原の両SHも躍動した。

 最下位に沈む相手を寄せ付けなかった。MF宇野の2試合連続ゴールにFWアジズの来日初得点と、新戦力と既存選手ががっちりかみ合った。横浜FCと長崎が引き分け、首位に再浮上。今季ホーム負けなしも12試合に伸ばした。

 MF宮本が今節のポイントに挙げていたのが、「先制点、無失点、追加点」。重要な2点目を奪ったのは新戦力ボランチのMF宇野だった。DF山原のグラウンダーのCKをペナルティーエリアの外で待ち構え、右足で合わせるとDFの間を抜けてゴールネットを揺らした。2試合連続ゴールに宇野は「練習していた通り」とうなずいた。

 積極的に背後をとり、パスを回して相手を走らせた。暑さも相まって前半終盤には相手が清水の選手を追い切れない場面も。さらに気力を奪うという面でも、前半終了間際にDF原が奪った3点目は大きな意味があった。

 アジズは投入から5分でMF矢島からパスを受けてゴール右隅に流し込んだ。ゴール後には「感情を抑えきれなかった」と宙返りパフォーマンスを見せ、とサポーターと喜びを分かち合った。

 後半は決定的な場面をつくられ、数々の決定機を仕留められなかった。秋葉監督は「もちろん反省材料はあるが、4-0は評価に値する」と前向きに捉える。この勢いのまま、次節の富士山ダービーも制する。