パリへエール 精巧な「エッフェル塔」かかし制作 地域の「まつり」出展へ/兵庫・丹波市

AI要約

兵庫県丹波市市島町南集落の住民が、パリオリンピックにエールを送るためにエッフェル塔をイメージしたかかしを制作。

高さ約3メートルの大作は、竹や木、廃材を使用し、コンピュータで作成した図面を元に精巧に再現。

余田真吾さん(56)は組長として仲間と力を合わせ、田園地帯でパリの気分を楽しむ作品を完成させた。

パリへエール 精巧な「エッフェル塔」かかし制作 地域の「まつり」出展へ/兵庫・丹波市

 パリオリンピックに出場し、多くの人に勇気や元気を与えている選手たちにエールを送りたいと、兵庫県丹波市市島町南集落の住民が、フランス・パリを象徴する「エッフェル塔」をイメージしたかかしを制作した。11日から17日まで同町北奥で開かれる「第25回案山子まつり」に出展する。

 高さ約3メートルの大作。同集落3組の住民約10人がおよそ1カ月がかりで完成させた。

 近くの竹林から切り出した竹や、木、配管などの廃材を使用。コンピュータで作った図面をもとに組み立てて麻紐で固定し、本物さながらの曲線美を精巧に再現した。五輪マークと、先端に取り付けている小さなかかし人形は、発泡スチロールで作った。仕上げに茶色の水性スプレーをふりかけた。

 余田真吾さん(56)は「組長のもと、みんなで力を合わせて良い作品ができた。完成品を見ながらみんなで飲むビールは美味い」と笑い、「田園地帯でパリの気分を味わってほしい」と話した。