南海トラフ「巨大地震注意」気をつけることは? 銚子地方気象台の担当者に聞く

AI要約

 気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」について

 南海トラフ地震による被害想定地域や注意すべき点について

 防災対応や住民の注意事項について、海水浴客への注意喚起も含めて

南海トラフ「巨大地震注意」気をつけることは? 銚子地方気象台の担当者に聞く

 8月8日、宮崎県の日向灘で起きた地震を受け、気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」。

 この情報はどのような内容で、私たちはどう注意すればよいのか、銚子地方気象台の担当者に聞きました。

銚子地方気象台 南海トラフ地震防災官 伊藤利雄 さん

「南海トラフ地震の想定震源域内で新たな大規模地震の発生可能性が、平常時と比べて相対的に高まっているときに発表される情報」

 県内では、銚子市や旭市、館山市など沿岸部にある18の市町村が、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。

銚子地方気象台 南海トラフ地震防災官 伊藤利雄 さん

「推進地域に指定される基準は震度6弱以上が想定される地域。津波の高さが3メートル以上で海岸堤防が低い地域。防災体制の確保や、過去の被災履歴への配慮を考慮して決められている」

 この地域を含め、私たちはどのようなことに注意して過ごせば良いでしょうか。

銚子地方気象台 南海トラフ地震防災官 伊藤利雄 さん

「しばらくの間は政府や自治体などからの呼びかけがあると思うので、それに応じた防災対応、住民の皆さんについては普段できる、日ごろからできる備えをまずしてほしい。海水浴に行く人も当然いる。もし沿岸で揺れを感じる、防災行政無線などで津波警報などが発表されたことを知らせるサイレンなどが聞こえた場合には、すぐに海からあがって高いところに避難するようにしてほしい」