宇部にジェラート店「ヨウン」 元パティシエが出店、夜も営業

AI要約

新規オープンしたジェラート店「Gelateria Yawn」が宇部市で人気を集めている。

ジェラート作りにこだわり、旬の食材を使用して自然な色合いと優しい甘みを提供している。

幅広いフレーバーやアルコール入りのカクテルジェラートも楽しめる店内は、夜まで営業しており、立ち寄ってリフレッシュすることができる。

 テイクアウト専門のジェラート店「Gelateria Yawn(ジェラテリア ヨウン)」(宇部市中央1、TEL 0836-55-7737)が8月10日、JR宇部新川駅近くにオープンして2カ月を迎える。(山口宇部経済新聞)

 宇部出身の林義尋さんが出店。林さんはこれまでパティシエとして市内のケーキ店や製菓工場などに10年ほど携わり、コロナ禍の数年間はサラリーマンとして働いて開業に向けて準備を進めてきた。

 林さんは「知人から以前ジェラート屋を経営していた人の紹介を受け、ジェラート作りを特訓した。材料と砂糖の配合や混ぜ方、温度管理など、パティシエの技術があるからこそ作り出せるジェラートを提供したい」と話す。

 提供するジェラートは、「旬の食材を使用し、着色料を使わずに自然な色合いと優しい甘みをそのまま生かしている。濃厚で口どけが良く、素材の味や香りがしっかりと感じられるように手間を惜しまず、朝からじっくりと時間をかけて手作りする」という。

 店内のショーケースには、定番の「ミルク」や「ピスタチオ」のほか、ジェラート用に焙煎(ばいせん)したスペシャルティコーヒー豆を使用した「グァテマラコーヒー」、旬のフルーツを使った期間限定のソルベ「スイカカシス」、変わり種の「塩えだまめ」など約10種類をラインアップ。フレーバーは日替わりで入れ替える。

 このほか、アルコール入りのカクテルジェラート「カルアミルク」や「カシスオレンジ」なども日によって提供する。価格は、カップ(Sサイズ:シングル=390円、ダブル=550円、Mサイズ:シングル=480円、ダブル=680円)、コーン(シングル=420円、ダブル=580円)。

 オープンから2カ月を迎え、林さんは「幅広い世代の来店があり、花火大会の帰りなどのイベント時も多くの来店があった。飲み屋さんの近くにあるので、ジェラートを口直しに締めのラーメンを食べに行く人もいる」と笑顔を見せる。

 「店名は英語であくびの意味。開店時間は遅めだが、そのぶん遅くまで営業しているので、お疲れモードの時には休憩に立ち寄ってもらい、店外のテラス席でのんびりと時間を過ごしてもらいたい。立ち寄るたびに新たな楽しい味に出合える店でありたい。宇部の夜に明かりを灯し、にぎやかになれば」とも。

 営業時間は15時~23時(売り切れ次第終了)。水曜、日曜定休。