県境の小さな村にある「山のお店」でマグロの解体ショー 店内は年に2回のお祭り騒ぎ「村になくてはならない存在」人気の「あや母ちゃんの総菜」求め県内外から買い物客
長野県根羽村の1軒の商店で行われたマグロの解体ショーが地元の人々や観光客に盛況だった。
商店は手作りの総菜が人気で、地元産の野菜や果物から1万点以上の商品を扱っている。
住岡屋商店は地域にとって重要な存在で、配達サービスなども提供している。
手作りの総菜が人気で、県外からもお客さんが訪れる長野県根羽村の1軒の商店。
「山のお店」を謳うこの店で7日に行われたのは?
鐘の音:
「カランカラン」
正午にあわせて始まった、マグロの解体ショー。
「これ頭ね、すごく脂乗ってます」
年に2度開かれる恒例のイベント。
夏休み中の地元の子どもたちも興味津々です。
「これ(尾ひれ)つけたら速く泳げるよ」
「わはは」
「頭欲しい方」
まずは、希少なマグロの頭やカマが競り落とされます。
「1610円!」
「1700円!」
そして、試食も。
試食した人:
「おいしい」
赤身に、中トロ、大トロ。
切ったそばから買い物客の手が伸びます。
お客さん:
マグロの解体ショー見てどうでした?
「すごいですね。こんなちっちゃい村なのに、こんなおっきいマグロの解体に、こんな人数来て、にぎわっててすごいなって思います」
男性:
「きょうは(愛知県)豊田市からです」
「アユの塩焼きだとか、鯉の甘露煮だとか必ずあるんで、それを楽しみに来てます」
愛知との県境、南信州・根羽村にある住岡屋(すみおかや)商店。
地元産の野菜や果物から手作りの総菜にいたるまで、およそ1万点の商品を扱っています。
住岡屋商店店長・片桐雅浩(かたぎりまさひろ)さん:
「こだわりはやっぱりお総菜だとか、新鮮なものをちゃんと仕入れて売るって感じですかね」
「お客さんもついててくれて、ここのマグロは美味しいからって買いに来てくれるっていうのがありがたいですよね」
こだわりの総菜は「あや母ちゃん」こと片桐さんの母・あや子さんの手作り。
鯉の甘露煮などが並びます。
お客さん:
「いま過疎化も進んでいて、なかなか買い物に出るにも不自由だとか、そういう方もいらっしゃる中で、配達とかもしてくださっているので、村にとってなくてはならないそういう存在かなって思ってます」
住岡屋商店店長・片桐雅浩さん:
「価格だけだとどうしても大手にはかなわない部分もあると思うんですけど、やっぱこういう小さな店でもこういう村の中でも、そこそこの値段で良いものをきちんと届けられるようにしていければいいなって考えてます」