一般公開きょうから 昨年度の県議会  政務活動費90.6%使用/埼玉県

AI要約

昨年度の県議会の政務活動費について領収書などが一般公開され、交付額の90.6%が使用されたことが明らかになった。

政務活動費は議員1人あたり月50万円が支給され、広報費や人件費など10の用途に使用できるが、運用は厳格に定められている。

使い切った会派は自民党県議団と無所属の議員が1人で構成する会派2つで、収支報告書などは県議会ホームページでも閲覧可能。

 昨年度=2023年度分の県議会の政務活動費について、領収書などの一般公開が9日始まりました。

 交付額は合わせて5億5450万円で、このうち、90.6%が使用されました。

 政務活動費は、議員1人あたり月50万円が会派ごとに支給され、「広報費」や「人件費」など10の用途で使用できます。

 一方、運用指針によって使える範囲が細かく定められていて、余った分は、県に返還することになっています。

 公開されているのは、昨年度、交付された政務活動費の収支報告書や領収書などの証拠書類、合わせて1万5249件です。

 昨年度の交付額は合わせて5億5450万円で、このうち、およそ5億212万円、率にして90.6%が使用されました。

 交付額を使い切ったのは、自民党県議団と無所属の議員が1人でつくる会派2つの合わせて3会派でした。

 政務活動費の収支報告書などの閲覧は、県議会議事堂1階の総務課情報公開コーナーで受け付けているほか、県議会のホームページでも確認できます。