「油断せず、緊張感持ち対応」 避難経路確保、食料備蓄を 各県知事

AI要約

気象庁が南海トラフ地震臨時情報を初めて発表した8日夜、各県の知事らが対応に追われた。

和歌山県や高知県、三重県、静岡県の知事らが対策会議や記者会見を行い、避難経路の確認や日頃の備えを呼び掛けた。

各知事は緊張感を持って対応をする姿勢を示し、災害に備える重要性を訴えた。

 気象庁が南海トラフ地震臨時情報を初めて発表した8日夜、想定震源域の各県の知事らは対策会議や緊急の記者会見を開くなど対応に追われた。

 

 和歌山県では、午後6時から岸本周平知事や幹部らが県庁に集まり、災害対策本部会議を開いた。岸本知事は会議で、「油断しないように見守っていきたい。われわれも初めてのケースだが、緊張感を持って対応をしたい」と話した。

 高知県の浜田省司知事は災害対策本部の会議終了後、記者団に対し「県民には避難経路や手段の確保をした上で通常の生活を送ってほしい」と呼び掛けた。

 三重県の一見勝之知事は臨時記者会見で、「日頃からの備えの確認をしていただきたい」と訴え、食料などの備蓄や家具の固定などを改めて確認し、自治体や報道機関の情報に注意するよう求めた。静岡県の鈴木康友知事も記者会見で、避難経路の確認などに言及した。