愛知・蒲郡の繊維ロープ生かしたベンチアート

AI要約

蒲郡ベンチアートプロジェクト委員会が、蒲郡市の地場産業ロープを生かしたベンチアートを西浦町に設置する計画

プロジェクトは海辺などのロケーションを生かし、生活の豊かさを感じる場を創ることを目指している

金城学院大学の学生と地元ロープ製造会社の協力により、女性目線で考えたベンチを制作する

愛知・蒲郡の繊維ロープ生かしたベンチアート

 「蒲郡ベンチアートプロジェクト委員会」は、愛知県蒲郡市の地場産業のロープを生かしたベンチアートを西浦町の「西浦シーサイドロード」に来年2月に設置する。デザインを考えるのは金城学院大学環境デザイン学科4年生5人と市内のロープ製造「丸五製綱所」「稲葉製綱」の産学連携チームだ。【林大二朗】

 海辺などのロケーションを生かし、生活の豊かさを感じる場を創るプロジェクト。これまで6台を、地元企業や市民団体などの協力で竹島園地やラグーナビーチなどに設置した。

 日本一の生産地として知られる蒲郡の繊維ロープの魅力をPRするとともに、建設系を勉強する女性の活躍推進の場とするため、女性目線で考えたベンチを作ることにした。そこで建築を学ぶ金城学院大生に協力を求めた。

 学生は建築史やデザイン学を教える弓立順子教授のゼミ生有志。6日、蒲郡を訪れ、設置場所を確認したほか、丸五製綱所と稲葉製綱の工場を見学した。繊維ロープができるまでの流れを確認してデザイン案を考えた。

 ゼミ生の石橋果椰さんは「遠くから見えて、思わず座りたくなるようなベンチのデザインを考えたい」と話した。