上牧町の職員らでつくる 大阪大空襲がテーマの朗読劇 本番に向けて準備/奈良

AI要約

上牧町の職員らが大阪大空襲をテーマにした朗読劇を制作し、7日、本番を前に練習が公開されました。

1945年3月13日深夜から翌日未明にかけて大阪の町を襲った第一次大阪大空襲では、約4000人の尊い命が奪われました。朗読劇は生存者の証言資料をもとに書き下ろされたもので、大空襲や戦争で家族5人を失った女性を主人公に、戦争の悲惨さや平和の大切さを訴えます。

出演者らは本番に向けて舞台上での立ち位置や演出の最終調整などを行っていました。

上牧町の職員らでつくる 大阪大空襲がテーマの朗読劇 本番に向けて準備/奈良

 上牧町の職員らが大阪大空襲をテーマにした朗読劇を制作し、7日、本番を前に練習が公開されました。

 1945年3月13日深夜から翌日未明にかけて大阪の町を襲った第一次大阪大空襲では、約4000人の尊い命が奪われました。上牧町では平和の大切さを考えてもらおうと2年前から町職員による朗読劇に取り組んでいます。7日は今週末に迫った本番に向けて本番さながらの稽古の様子が公開されました。朗読劇は生存者の証言資料をもとに書き下ろされたもので、大空襲や戦争で家族5人を失った女性を主人公に、戦争の悲惨さや平和の大切さを訴えます。

 出演者は子役を除いた7人全員が町職員で、このほか脚本や音響などのスタッフも職員が務めます。出演者らは本番に向けて舞台上での立ち位置や演出の最終調整などを行っていました。

上牧町企画財政課 梅野亜弥美さん

「戦争で生き残った方の心の傷であったり、葛藤というのを想像しながら、戦争の悲惨さを皆さんに伝えられるように演じられたらいいなと思います。」

上牧町企画財政課 高見陽菜さん

「プロのスタッフじゃない、私たち職員がやるからこそ、伝わるものがあるのではないかと思って日々練習していますので、多くの方に見に来ていただけたらと思っております。」

 上牧町が制作する朗読劇「帳の下りない夜―大阪大空襲―」は9日と10日の2日間、上牧町文化センターペガサスホールで上演されます。