財布に厳しい円安…高い食事代 かみしめたハンバーガーの味【Bonjour Paris 熊日記者パリ五輪リポート】

AI要約

パリでの生活が2週間を過ぎた。地下鉄の乗り換えにも慣れ、食料調達も順調。ただ、円安の影響で物価が高く感じる。

世界共通のマクドナルドでの価格比較から円安の影響を実感。普段よりも贅沢に感じるが、ゆっくりと楽しむ。

スーパーの物価も高く、飲食費が1日あたり5千円程度に。日本食の店舗で懐かしい味を楽しむも、高価で我に返る。

財布に厳しい円安…高い食事代 かみしめたハンバーガーの味【Bonjour Paris 熊日記者パリ五輪リポート】

 パリでの生活が2週間を過ぎた。迷路のような地下鉄の乗り換えに迷うこともなくなり、お気に入りのスーパーを見つけて食料調達もスムーズにいくようになった。ただ、円安の影響からは逃れられないようだ。

 一番分かりやすいのが、世界共通のマクドナルドの値段比較だろう。ビッグマックにポテトとドリンクが付いたセットは10・3ユーロ。日本円で1700円ほどか。日本と同じサイズ感で価格は2倍以上。気軽には手を出せない。大好きなマックチキンも高かった。こちらも日本では考えられないほど高額だったが、背に腹は代えられない。いつもよりゆっくりと、かみしめるように丁寧にいただいた。

 ほかにもペットボトル500ミリリットルの水が1本300~400円。スーパーの総菜コーナーのパスタは一つ千円。レストランでは、軽食のプレートが一つ3500円前後だ。現地はもともと物価高で、さらに円安が加わったのだという。渡航前に覚悟はしていたが、1日当たりの飲食費は約5千円。想像以上に財布に厳しかった。

 日本食が恋しくなってホテル近くの日本食の店舗に立ち寄った。持ち帰りの巻きずしが6個入りで約1500円、みそ汁1杯は500円相当…。何も買わずにそっと引き返した。(パリ=熊日・廣瀬紗知)