「え、寿司じゃないんですか?」 初訪日のカナダ人カップルが間違えたものとは

AI要約

カナダから初めて日本を訪れたカップルが、寿司とおにぎりを混同してしまったエピソード。外国人観光客にとっては日本食の選別が難しいことがわかる。

カップルは寿司とおにぎりを食べた際、両者の違いに驚きつつもおいしさに感激していた。

日本での短い滞在だったが、少しでも日本食に慣れ親しんで帰国したいというカップルの願い。

「え、寿司じゃないんですか?」 初訪日のカナダ人カップルが間違えたものとは

 訪日外国人が楽しみにしているもののひとつが日本食。ラーメン、寿司、トンカツなど、いまや世界的にも広く認知され、人気を得ています。しかし、カナダから初めて日本を訪れたというカップルは、一部同じ食材を使う代表的な日本食2つを混同してしまっていました。ふたりが同じものと思い込んだ、似て非なる日本食とは。

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 カナダのカルガリーから、初めて日本を訪れているクリスさんとモンタナさん。8日間の日本観光ののち、インドネシア・バリ島で1か月間のバカンスを楽しむ予定です。

 前日に到着したばかりというふたりでしたが、楽しみにしていたという日本グルメをさっそく堪能していました。

「昨日着いたばかりで、まだあまり食べられていないんですが、昨日の夜はまず寿司を食べました」

 モンタナさんが満面の笑みで振り返ります。ふたりは、とくに外国人に人気の高いサーモンの握り寿司や、細巻きなどを食べたそう。期待以上のおいしさだったようで、「とてもおいしかったんです! だから、今朝も寿司を食べました」とモンタナさんは興奮ぎみ。

 ただ、クリスさんは「コンビニエンスストアで売っている三角の形をしているやつです」と、両手で三角形を作っています。

 どうやら、ふたりが朝食に食べた「寿司」と思っていたものは、似て非なる一品だったようです。

「え、寿司じゃないんですか? なんていう名前ですか? おにぎり……?」

 別の食べ物だと聞き、大きな驚きに包まれている様子のモンタナさん。ともに白米や海苔、ときには同じような食材を使うためか、おにぎりと寿司を混同してしまったようでした。

 寿司は酢、おにぎりには塩が使われ、見た目も料理としても、日本人にとって違いは明白です。ただ、日本食を見慣れていない外国人観光客にとっては、選別が難しかったのかもしれません。

「サーモンとツナを食べたんですが、とてもおいしかったです」

 異なるメニューと知り、驚きを隠せなかったモンタナさんですが、おにぎりも寿司と同様に気に入ったようです。短い日本での滞在ですが、少しでも日本食に慣れ親しんで帰ってほしいですね。