夏の全国高校野球 開場100年の聖地・甲子園球場で開幕

AI要約

全国高校野球106回大会が甲子園球場で開幕しました。開会式では被災地穴水高校のキャプテンが入場行進を先導し、各代表校が力強く入場しました。

朝夕2部制が導入され、暑さ対策が行われる中、江川卓さんが始球式を行い、甲子園球場の歴史に思いをはせました。

開場100周年を迎えた甲子園球場で、選手たちが勝敗にかかわらず素晴らしい思い出を作ってほしいと願われています。

 106回を迎えた夏の全国高校野球は7日、開場から100年となった甲子園球場で開幕しました。

 甲子園球場で開会式が行われ、入場行進では能登半島地震で被害を受けた石川県穴水町にある穴水高校の3年生で野球部のキャプテンをしていた東野魁仁さんが先導役を務めました。

 続いて49の代表校の選手たちが南から北の順に力強く行進しました。

 栃木代表の石橋は栃木大会の優勝旗を掲げた田口皐月キャプテンを先頭に堂々と入場しました。

 そして、智弁和歌山のキャプテン辻旭陽選手が選手宣誓をしました。

 石橋は大会7日目、今月13日の第2試合で宮城代表の聖和学園と対戦します。ことしは暑さ対策として大会1日目から3日目の1日3試合の日に試合を午前と夕方に分ける「朝夕2部制」を導入します。また、第1試合の前には1973年に作新学院のエースとして春・夏連続出場した元プロ野球巨人の江川卓さんが始球式を行いました。聖地のマウンドに立った江川さんは「なんだか昔に戻ったような感覚こんなにうれしいことはない」と実感を話しました。開場100年を迎えた甲子園球場について「毎年春と夏にだけ現れる、幻のような場所だった。勝っても負けてもいい思い出をつくってほしい」とおよそ50年前に思いをはせていました。###