潮風ギャラリー観光コースに 氷見滞在の台湾・学生が提案 「漫画の歴史分かる」と評価 藤子Ⓐさん作品、現地でも人気

AI要約

台湾の大学生が氷見市を訪れ、台湾からの観光客を誘致する提案を行った。

学生たちは様々な観光コースや体験プランを提案し、地元の魅力を発信した。

交通の利便性や地元の人々の親しみやすさなど、改善点や評価も述べられた。

潮風ギャラリー観光コースに 氷見滞在の台湾・学生が提案 「漫画の歴史分かる」と評価 藤子Ⓐさん作品、現地でも人気

 氷見市を訪問中の台湾・高雄市の国立中山(ちゅうざん)大西湾学院の学生9人は6日、氷見市役所で、「広域観光での氷見」などをテーマに台湾からの誘客策を発表した。学生から台湾でも人気の氷見出身の漫画家藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)の作品を展示する潮風ギャラリーなどを巡る観光コースの提案があった。

 「広域観光」班は1泊2日の日程で、市潮風ギャラリーや定置網漁を紹介した市漁業文化交流センターなどを巡るコースを提案し、PR映像も発表した。

 2年の蔡昕融(ツァイシンロン)さん(19)は「潮風ギャラリーは藤子Ⓐさんの作品だけではなく、漫画の歴史も理解できる」と説明した。

 学生からは新鮮な魚料理や市民の親切さへの評価があり、公共交通について「バス停の路線表示が分かりにくい」「バスや氷見線に交通ICカードがあると便利」などの指摘もあった。

 「教育旅行」班の学生は経済的に裕福な私立小学校を対象に市海浜植物園、県栽培漁業センターを巡り、ひみまつりへの参加や和菓子づくり体験を盛り込んだ日程を披露した。

 「ローカルツーリズム」班の学生は地図を見ながら目的地を選び、クイズを解いて点数を競うロゲイニングのような事業を発表し、「クイズは住民に聞いて回答を見つける方法で交流ができる」と提案した。一行は7日に帰国する。