「原発などいらない」広島原爆投下から79年 核兵器廃絶と原発ない社会訴え 福島・楢葉町

AI要約

広島と長崎への原子爆弾投下から79年、福島県の集会で核兵器廃絶と平和を祈る

楢葉町の宝鏡寺で100人が集まり、非核の火を灯す。原爆被害を伝える博物館も併設

8月6日午前8時15分に黙とうし、非核の火を灯す会共同代表と伝言館館長が核兵器廃絶を訴える

「原発などいらない」広島原爆投下から79年 核兵器廃絶と原発ない社会訴え 福島・楢葉町

広島に原子爆弾が投下されて、8月6日で79年となりました。ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の悪化で、核の脅威が高まる中、福島県内でも核兵器廃絶と平和を祈る集会が開かれました。

6日朝早く、楢葉町の宝鏡寺には、全国からおよそ100人が集まりました。原発事故や原爆の被害を伝える博物館「伝言館」を併設するこの寺の境内に、1つの火が灯り続けています。原爆投下直後の広島と長崎の焼け跡から採られた「非核の火」です。

寺では毎年、8月6日に集会を開き、“原発のない社会”と“核兵器の廃絶″を訴えています。集まった人たちは「非核の火」の前で、原爆が投下された午前8時15分に黙とうを捧げ、平和を祈りました。

「非核の火」を灯す会共同代表・佐々島忠男さん「日本が核兵器禁止条約に参加するかどうか、これは世界の注目も集めているし、核兵器禁止条約の肝心要のところ」

伝言館・安斎育郎館長「8月6日とても暑いですね。今日も暑い。暑いってことは太陽がそれだけエネルギーが地球に降り注いでくれてるっていうことだから、原発などいらない」

このほか、集会では、東京の合唱団が平和を祈る歌を捧げたほか、町内の団体がじゃんがら念仏踊りを披露して原爆の犠牲者を悼みました。