「首謀者として最大限の責任がある」男性に大けがを負わせ腕時計を奪った34歳元暴力団組員の男に懲役13年求刑 弁護側「実行犯の2人が予想に反して大けがをさせた」と主張 仙台地裁

AI要約

仙台市太白区のコインパーキングで男性に大けがをさせたうえ腕時計を奪うなどした罪に問われている元暴力団組員の男に検察側は懲役13年を求刑。

去年5月、平間利幸被告は共謀し、30代の男性に骨折などの大けがをさせたうえ時価80万円相当の腕時計を奪ったとされる。

検察側と弁護側で被告の関与や犯罪の性質について対立し、判決は今月8日に言い渡される予定。

「首謀者として最大限の責任がある」男性に大けがを負わせ腕時計を奪った34歳元暴力団組員の男に懲役13年求刑 弁護側「実行犯の2人が予想に反して大けがをさせた」と主張 仙台地裁

去年5月、仙台市太白区のコインパーキングで男性に大けがをさせたうえ腕時計を奪うなどした罪に問われている男の裁判員裁判で検察側は男に懲役13年を求刑しました。

強盗傷害などの罪に問われているのは、仙台市青葉区台原6丁目の元暴力団組員・平間利幸被告(34)です。

起訴状などによりますと、平間被告は去年5月、実行犯の男2人と共謀し、太白区長町のコインパーキングで30代の男性に骨折などの大けがをさせたうえ時価80万円相当の腕時計を奪ったとされています。

平間被告はこれまでの裁判で「強盗傷害について共謀した事実はない」と起訴内容を否認していました。

6日の論告で検察側は、「被告が被害者を傷つけて腕時計を奪うよう指示していた。事件を計画した首謀者として最大限の責任がある」などとして懲役13年を求刑しました。

これに対し弁護側は、「脅して腕時計を奪うよう指示したが、実行犯の2人が予想に反して大けがをさせた」などと述べ強盗傷害罪ではなく恐喝罪が成立すると反論しました。判決は今月8日言い渡されます。