小倉桂子さんによる被爆証言がきっかけ アイダホ大学の学生が「原爆市長」の思いを研究発表

AI要約

アメリカの大学生が半年間かけて行った被爆の継承活動について広島で発表。

アイダホ大学の学生が被爆者の証言をきっかけに平和の継承活動を展開。

学生は元広島市長の浜井信三さんの著書を研究し、彼の平和への取り組みを英訳して発表。

小倉桂子さんによる被爆証言がきっかけ アイダホ大学の学生が「原爆市長」の思いを研究発表

あすの8月6日を前に、広島を訪れているアメリカの大学生がおよそ半年間をかけて行った被爆の継承活動について発表しました。

広島国際会議場にあるバッケンモーツアルトカフェで行われたのは、アメリカのアイダホ大学の学生による発表です。

アイダホ大学では、被爆者の小倉桂子さんによる被爆証言をきっかけに、被爆の継承活動が盛んになり、日本語クラスの学生が平和の継承活動を通じて日本語を学んでいます。

学生たちの来日は、活動を支援する洋菓子メーカー、バッケンモーツアルトの協力で実現しました。

学生は、およそ半年間をかけ、「原爆市長」と呼ばれた元広島市長浜井信三さんの想いを英訳。浜井さんの著書を研究し発表しました。

【アイダホ大学・チャドウィック グッダルさん】

「私たちは原爆の恐ろしさを忘れていけません。そして平和のために彼の取り組みを続けなければいけません」

【アイダホ大学・カルヴィン データさん】

「いつか原爆の恐ろしさをたくさんの人に伝えたいです」

【浜井 信三 元市長の長男・浜井 順三さん】

「国を越えて活動が広がっていくということ。道筋を示してくれたと思うんで、本当に良かったと思いますね」

<スタジオ>

【コメンテーター:TSS野球解説者 山内泰幸さん】

「小倉桂子さんの被爆証言がすごく意味のあるものになって非常に良かったと思いますし、原爆の投下国のアメリカの学生が被爆をどのように継承していくか考えてくれるってことは、日本の同じ大学生にも、すごく刺激になったと思います。世界的に平和について考えるきっかけにどんどん繋がっていきそうですね」

学生たちは、7日にも宮島の大聖院で発表を行う予定です。