八戸三社大祭 「お還り」絢爛

AI要約

八戸三社大祭お還りが盛大に行われ、20万5千人の観客が沿道に詰めかけた。

八戸市中心街では山車27台が練り歩き、祭りの熱気が満ち溢れた。

青森ねぶた祭や弘前ねぷたまつりも盛況に行われ、多くの観衆が勇壮なパレードを楽しんだ。

八戸三社大祭 「お還り」絢爛

 八戸三社大祭は3日、3神社の神輿(みこし)行列と山車が合同運行する「お還(かえ)り」を八戸市中心街で行った。きらびやかな山車27台が練り歩き、沿道に詰めかけた20万5千人(大祭本部発表)の観客を魅了した。

 お還りは、1日の「お通り」で長者山新羅神社に渡御した神輿が龗(おがみ)神社に戻る行事。午後3時、行列は鍛冶町を出発し、各山車がゆっくりと中心街を巡った。

 コロナ禍前の2019年以来の最優秀賞に輝いた十一日町龍組や優秀賞を受賞した八戸市職員互助会、吹上山車組など山車審査で上位入賞した山車の仕掛けがせり上がると、観客は歓声を上げたり、写真を撮ったりしていた。

 同市の会社員小笠原俊介さん(22)は「(学生の時に)地元を離れてから久しぶりに祭りに来たけれど、気温に負けないくらいの地元の熱気を感じられてうれしかった」と話した。

 市庁前市民広場では「おまつり広場」が4日まで開かれており、多くの屋台が並び、家族連れらでにぎわった。

 4日は午後6時から後夜祭を行い、市中心街と市庁前市民広場にライトアップされた山車が展示され、おはやしの競演で5日間の幕を閉じる。

 2日目を迎えた青森ねぶた祭は、大型ねぶた15台、子どもねぶた・担ぎねぶた7台が合同運行。闇夜に浮かぶ炎の武者に、沿道の観衆が盛んに拍手を送った。

 3日目を迎えた弘前ねぷたまつりは、47団体のねぷたや大太鼓が弘前市中心部の土手町コースを練り歩いた。県内外から訪れた大勢の観衆が、次々と現れる勇壮な扇ねぷたや組ねぷたを見上げていた。