「お通り」華やか 観客魅了/八戸三社大祭

AI要約

八戸三社大祭では、1日に3神社の神輿行列と27台の山車が街中を練り歩き、16万2千人の観客を魅了した。

山車の行列は華やかで、神話や伝説、武将などをテーマにした迫力満点の装飾が沿道の観客を魅了した。

八戸市の住民も祭りの賑やかな雰囲気を楽しんでおり、街中が明るくなる季節を待ちわびている。

「お通り」華やか 観客魅了/八戸三社大祭

 八戸三社大祭は1日、3神社の神輿(みこし)行列と27台の山車が合同運行する「お通り」を八戸市中心街で行った。華やかな山車の行列が16万2千人(大祭本部発表)の観客を魅了した。

 お通りは午後3時過ぎに市庁前からスタート。神明宮、龗(おがみ)神社、長者山新羅神社の虎舞や神楽などをはじめとした神輿行列に各神社付の山車組が続いた。

 神話や伝説、武将などを題材にした迫力満点の山車がせり上がると、沿道の観客からは大きな拍手が上がった。パリ五輪出場選手を応援したり、三社大祭の国重要無形民俗文化財指定20周年を祝ったりする装飾も見られた。

 毎年楽しみにしているという八戸市の赤坂忠雄さん(86)は「祭りの時期はいろいろな場所から人が来て、街中がにぎやかで明るくていいなと改めて思った」と顔をほころばせた。

 2日の中日は、午後2時から長者山新羅神社で加賀美流騎馬打毬(だきゅう)、同6時から市中心街で山車の夜間運行が行われる。