飛鳥Ⅱが今年度函館初入港 ふっくりんこ贈呈で道産米PR

AI要約

 函館港に入港した郵船クルーズの客船「飛鳥Ⅱ」が函館の特産品として道南ブランド米を贈呈され、歓迎セレモニーが行われた。

 飛鳥Ⅱは今年度4回の入港を予定し、国内客約600人が乗船して夏の北海道クルーズを楽しんでいる。

 セレモニーでは市の担当者が歓迎の挨拶をし、特産品のふっくりんこが提供され、船内の夕食で利用された。

飛鳥Ⅱが今年度函館初入港 ふっくりんこ贈呈で道産米PR

 郵船クルーズ(横浜)のクルーズ客船「飛鳥Ⅱ」(渡辺恒介船長、5万444トン)が1日、函館港港町埠頭(ふとう)に入港した。函館には今年度初入港で歓迎セレモニーでは同船に函館の特産品として道南ブランド米「函館育ちふっくりんこ」100キロを贈呈し、道産米のPRを図った。

 飛鳥Ⅱは今年度4回の入港を予定。今回は「夏の北海道クルーズ」で国内客約600人が乗船。7月27日に東京を出発し、稚内、小樽を巡り、1日午前8時40分ごろ、同埠頭に着岸した。

 セレモニーで市の木村喜訓港湾空港部長は「函館ではきょうから港まつりで花火大会もあり、まちなかはお祭りムード。その雰囲気もぜひ感じてほしい」と歓迎した。

 ふっくりんこは昨年誕生20周年を迎えたことを記念し、ホクレンとJA新はこだての函館育ちふっくりんこ蔵部(南茂敏部会長)が贈呈。南部会長は「甘みが強く、つやがあり、ふっくりとした食感が特徴。和食との相性が良い」と説明し、同船の岡本崇総料理長に目録を手渡した。贈呈式には北海道米アンバサダーの小林もえさんも同席した。

 ふっくりんこを試食した岡本総料理長は「粒が大きく甘みがあっておいしい」と太鼓判。贈られたふっくりんこは早速、同日の船内の夕食で提供した。

 飛鳥Ⅱは午後5時ごろ、市民有志による「函館いか踊り」に見送られ、横浜へ出発した。