函館市、夜景観賞分散化へ実証実験 街歩きとバー巡り

AI要約

函館市は1日、函館山での夜景時間帯の混雑緩和に向けた初の実証実験「ゆったり夜景とヨルメグリ」を始めた。夜景鑑賞前に西部地区のライトアップ施設を巡る街歩きと、鑑賞後に函館山麓のカフェ・バーでお得なサービスが受けられる内容で、夜景鑑賞の分散化を図る。9月30日まで。

函館山ロープウェイや山頂展望台は午後7時~同8時に観光客が集中し、ロープウエーに乗車待ち時間が発生したり、山頂部が大混雑したりと課題になっている。夜景観光をめぐっては「鑑賞前に時間をつぶす場所がない」「鑑賞後に行く所がない」など不満の声が上がっており、実証実験は利用時間帯を分散化するとともに、地元飲食店の利用促進を図る狙いもある。国の補助事業を活用し、予算は155万円。

街歩きは、同8時に市地域交流まちづくりセンターに集合し、同9時に函館山ロープウェイ山麓駅で解散する流れ。街歩きガイドの説明を受け、旧イギリス領事館や元町公園、旧函館区公会堂などを巡る。料金は1~20日がお試し期間として無料、21日~9月30日が一人1000円。希望者は当日午後5時までにウェブで申し込む。

函館市、夜景観賞分散化へ実証実験 街歩きとバー巡り

 函館市は1日、函館山での夜景時間帯の混雑緩和に向けた初の実証実験「ゆったり夜景とヨルメグリ」を始めた。夜景鑑賞前に西部地区のライトアップ施設を巡る街歩きと、鑑賞後に函館山麓のカフェ・バーでお得なサービスが受けられる内容で、夜景鑑賞の分散化を図る。9月30日まで。

 函館山ロープウェイや山頂展望台は午後7時~同8時に観光客が集中し、ロープウエーに乗車待ち時間が発生したり、山頂部が大混雑したりと課題になっている。夜景観光をめぐっては「鑑賞前に時間をつぶす場所がない」「鑑賞後に行く所がない」など不満の声が上がっており、実証実験は利用時間帯を分散化するとともに、地元飲食店の利用促進を図る狙いもある。国の補助事業を活用し、予算は155万円。

 街歩きは、同8時に市地域交流まちづくりセンターに集合し、同9時に函館山ロープウェイ山麓駅で解散する流れ。街歩きガイドの説明を受け、旧イギリス領事館や元町公園、旧函館区公会堂などを巡る。料金は1~20日がお試し期間として無料、21日~9月30日が一人1000円。希望者は当日午後5時までにウェブで申し込む。

 カフェ・バー巡りは同8時以降に利用した函館山ロープウェイのチケットを店舗で提示すると、西部地区の10店舗で会計時の割引や好きなドリンク1杯サービスなどの特典がある。

 また、利用者でアンケートに答えると、抽選で毎月10人、合計20人に函館の特産品を進呈するほか、インスタグラムに写真を投稿すると抽選で10人に特産品が当たる企画も。

 市観光企画課は「混雑のピークを避け、快適に夜景を楽しんでほしい。実証実験が好評であれば、民間事業者自らサービスを提供してくれるようになればうれしい」としている。

 問い合わせは同課(0138・21・3327)へ。