熊本・八代市の「お祭りでんでん館」入館料無料化 インバウンドの呼び水に

AI要約

熊本県八代市では、市民俗伝統芸能伝承館「お祭りでんでん館」の入館料が無料化された。この取り組みは、伝統芸能への関心を高め、保存・継承への機運を盛り上げるとともに、観光客やインバウンド客の呼び水として市街地活性化を図ることを狙っている。

お祭りでんでん館は、八代妙見祭を中心にユネスコ無形文化遺産の魅力を発信している施設で、展示物やお祭り体感シアターなどを通じて約4万人の来館を記録している。

また、館内では八代妙見祭の笠鉾や豪華な刺しゅうが施された水引幕を展示し、無料のお祭り体感シアターで臨場感あふれる映像を楽しむことができる。8月11日には、家族で楽しめる「夏の一日体験DAY」も開催される予定。

熊本・八代市の「お祭りでんでん館」入館料無料化 インバウンドの呼び水に

 熊本県八代市は、市民俗伝統芸能伝承館「お祭りでんでん館」(西松江城町)の入館料を無料化した。伝統芸能への市民の関心と保存・継承に向けた機運を高めるとともに、クルーズ船で八代港に寄港するインバウンド(訪日客)や観光客の呼び水とし、中心市街地の活性化につなげる狙い。

 お祭りでんでん館は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の八代妙見祭を中心に、無形民俗文化財の魅力を発信する施設。2021年7月の開館以来、3年間で約4万人が来館した。

 館内には、八代妙見祭の笠鉾(かさほこ)や絢爛(けんらん)豪華な刺しゅうが施された水引幕などを展示。祭りの映像を大型3面スクリーンで流す「お祭り体感シアター」は4月に映像を刷新、臨場感あふれる迫力ある音を楽しめる。

 8月11日には、笠鉾組立見学などを家族で楽しめる「夏の一日体験DAY」を開催する。 (古川剛光)