世界のカブトムシずらり 廃棄物で飼育、環境学習も 船橋競馬場

AI要約

船橋市の船橋競馬場で開催されているカブトムシやクワガタと触れ合えるイベント。珍しいカブトムシの展示や教育活動を通じてSDGsを学ぶことができる。

イベントは競走馬向け敷料を扱う名成レーシングが主催し、競馬場からの廃棄物を活用してカブトムシの育成研究を行っている。

会場では国内外の珍しいカブトムシやクワガタが展示され、触れることができる他、幼虫から成虫までの生態も紹介されている。

世界のカブトムシずらり 廃棄物で飼育、環境学習も 船橋競馬場

 カブトムシやクワガタと触れ合えるイベントが、船橋市の船橋競馬場で開かれている。世界最大級の大きさになるヘラクレスオオカブトなど世界の珍しいカブトムシがずらり。競走馬用の敷料など廃棄物を活用して飼育しており、SDGsを学べる場ともなっている。

 イベント「TOMUSHIのカブクワすごいぞ‼in船橋競馬場」は、競走馬向け敷料を販売する名成レーシング(香取市)が主催。同社は、有機廃棄物処理会社の協力を得て、競馬場から出る廃棄物を原材料にカブトムシの育成研究に取り組んでいる。子どもたちに人気の昆虫を通じて環境保護などに対する意識を高めてもらおうと企画した。

 会場のテント内には、国内で見られるカブトムシに加え、世界で最も重いとされるエレファスゾウカブト、ニジイロクワガタなどを用意。放した状態で展示しており、触ることもできる。また、カブトムシの幼虫から成虫までの4段階を生体で紹介する。

 希少なカブトムシが当たる抽選会も用意される。イベントの担当者は「普段出合えないカブトムシを通じてSDGsを学んでもらえれば」と来場を呼びかけている。

 8月30日まで。午前10時~午後4時。800円(小学生以下500円)。詳細は同社ホームページ。