タガメやナミゲンゴロウ、希少な水生昆虫間近で観察 岐阜市科学館の特別イベント

AI要約

岐阜市科学館で夏の特別展が開催され、水生昆虫に関する特別イベントが行われた。

生き物を通して環境について学ぶ展示で、タガメやナミゲンゴロウなど希少な生き物の特徴が紹介された。

子どもたちが生き物に関心を持ち、身近な環境問題に目を向けることを促すイベントとなった。

タガメやナミゲンゴロウ、希少な水生昆虫間近で観察 岐阜市科学館の特別イベント

 岐阜市科学館(同市本荘)で開かれている夏の特別展「わくわく川と海のワンダーランド」の特別イベント「水生昆虫のふしぎ」が28日、同館で開かれ、タガメなど個体数が減少傾向にある生き物に子どもらが親しみを深めた。

 川や海に生息する生き物を通して環境について学ぶ特別展で、同市、岐阜新聞社、岐阜放送でつくる実行委員会が主催。特別イベントでは同館の学芸ボランティア志知良樹さんが講師を務め、国内最大の大きさの水生昆虫とされるタガメやナミゲンゴロウなど希少な生き物の特徴を紹介した。

 参加した児童やその保護者ら約30人は、容器の中で動き回る実物を間近に見て、関心を高めていた。志知さんは「どうして数が減る昆虫がいるのか、身近な環境問題に目を向けてみてほしい」と呼びかけた。

 岩野田北小学校6年生は「詳しく知ったことで生き物を守りたいと思った。ゴミ拾いなどをして環境をより良くしたい」と話していた。