連日の危険な猛暑 熱中症対策に必須なエアコン“簡単省エネ術” 「設定温度1℃下げる」より「風量・強」の方が“電気代は半分”に 「弱風」よりも「自動」がオススメ

AI要約

エアコン省エネ術についての情報を紹介。

風量や風向、設定温度の節電効果について解説。

記録的な暑さに備えて、適切なエアコンの活用方法を提案。

連日の危険な猛暑 熱中症対策に必須なエアコン“簡単省エネ術” 「設定温度1℃下げる」より「風量・強」の方が“電気代は半分”に 「弱風」よりも「自動」がオススメ

連日各地で厳しい暑さになっていますが、全国的に8月8日にかけて「10年に一度」レベルの高温になる可能性があるという情報も発表されています。この先各地で記録的な暑さになることが予想されている中で、エアコンの活用は必須です。今回はそんなエアコン省エネ術をご紹介します。

■風量設定「弱風」と「自動」はどっちが省エネ?

まずは、エアコンの風量設定です。微風や弱風の方が節電になりそうに思えますが、実は風量を「自動」に設定し、短時間で一気に冷やした方が結果的に節電につながります。

■エアコンの風向き「下向き」と「水平・上向き」はどちらが効果的?

つづいて風向設定です。風向を下向きに設定すると、部屋の中の温度差が大きくなってしまいます。そもそも冷たい空気というのは重いため床付近にたまりやすく、あたたかい空気は軽いため天井付近にたまりやすいという性質があります。エアコンの温度センサーは高い位置にあるため、部屋の下部が冷えていても上部があたたかいと、エアコンがさらに部屋を冷やそうと必要以上に稼働してしまいます。そのため、風向は水平もしくは上向きに設定する方が節電になるといわれています。

■エアコン設定温度「1℃下げる」と「風量『強』」はどっちが節電?

さらに、エアコンの設定温度を1℃下げた場合と、風量設定を「強」に設定した場合とで、どちらが節電になるのかを検証した結果が下記のデータです。

この結果から、風量を「強」にする場合というのは、設定温度を「1℃下げる」場合と比較して消費電力量が約半分で、電気代も約半分であることが分かります。部屋の中をより涼しくしたい時、エアコンの設定温度を変更するよりも風量を変更する方が節電になるということです。

この先記録的な暑さ、酷暑が予想されていますが、電気代をできるだけ抑えながらエアコンを適切に活用し、この夏を乗り切っていきたいですね。