「政治解決を」総理との面会に向け県民集会

AI要約

若い世代らを対象に、総理との面会を前に被爆体験者問題に関する理解を呼びかける集会が長崎市で開かれた。

集会では被爆体験者の援護差や支援の必要性が訴えられ、総理との面会を活用してさらなる理解と支援を求める声が上がった。

被爆体験者や若者、国会議員、そして高校生らが一堂に会し、政治決断の重要性や若者への情報発信の重要性が語られた。

「政治解決を」総理との面会に向け県民集会

8月9日の総理との面会を前に、若い世代らに「被爆体験者」問題への理解を呼びかける集会が長崎市で開かれました。

参加したのは、被爆体験者のほか去年6月に野党の国会議員らで結成した被爆者問題議員懇談会のメンバー、そして高校生らおよそ50人です。

集会では、広島と長崎で黒い雨などを浴びた人たちに援護の差が生じている現状を伝える講演が行われたほか、国会議員らが来月9日の総理との面会を被爆体験者の救済につなげるために、さらに理解と支援を広げようと呼びかけました。

被爆体験者問題議員懇談会 山田勝彦事務局長(衆議院議員):

「民意が動かなければ政治は動かせないと思っています。」

被爆体験者問題議員懇談会 西岡秀子副会長(衆議院議員):

「岸田総理には政治決断をなんとしてもしていただけますように」

高校生平和大使 木場笑里さん:

「自分自身、(被爆体験者の)声をしっかりと若者に伝えること、そして若者たちに知ってもらうことから始めていきたいなと思います。」

被爆体験者訴訟 岩永千代子原告団長:

「高校生を見ただけで喜びが湧きますね、なんかエールをいただいているような感じで。真実を認めていきましょうよって。(活動の)波紋が広がっていくように、そう思いますね。」

ようやく実現する総理大臣との面会が救済へとつながるのか?8月9日に向けては支援者らによる署名活動も続けられており、政治解決を求める動きが活発化しています。