東北日本海側を中心に30日頃にかけて「大雨」のおそれ 関東甲信は27日午後は「雷を伴った激しい雨」が降る所も 警報級の大雨となる可能性

AI要約

梅雨前線が、東北地方に大雨をもたらす可能性が高まっている。

東北地方では氾濫や土砂災害に警戒が必要であり、関東甲信地方も大雨に警戒が必要。

山陰地方は晴れるが、午後に雨や雷雨が発生する恐れがあり、熱中症対策を行う必要がある。

東北日本海側を中心に30日頃にかけて「大雨」のおそれ 関東甲信は27日午後は「雷を伴った激しい雨」が降る所も 警報級の大雨となる可能性

梅雨前線が、華北から日本海、東北地方を通って日本の東へのびています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方は大気の状態が非常に不安定となっています。また、30日頃にかけて気圧の谷や暖かく湿った空気の影響を受ける見込みです。このため、東北日本海側を中心に、30日頃にかけて大雨となる所があるでしょう。

これまでの記録的な大雨により、東北地方では氾濫の発生している河川や増水している河川、地盤の緩んでいる所があります。河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。また、東北日本海側を中心に30日頃にかけて、土砂災害、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。東北地方では27日にかけて、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意してください。

【雨の予想】

27日に予想される1時間降水量は多い所で、

  東北日本海側 40ミリ

  東北太平洋側 40ミリ

26日18時から27日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北日本海側 100ミリ

  東北太平洋側 100ミリ

その後、27日18時から28日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北日本海側 200ミリ

  東北太平洋側 150ミリ

その後も、30日頃にかけて、気圧の谷や暖かく湿った空気の影響により大雨となる見込みです。

関東甲信地方では、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気の流れ込みと日中の気温上昇の影響で、大気の状態が非常に不安定となっています。27日午後も、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

関東甲信地方では、26日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があり、27日午後も雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

【雨の予想】

27日に予想される1時間降水量は多い所で、

  関東地方北部 40ミリ

  関東地方南部 40ミリ

  甲信地方   40ミリ

26日18時から27日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  関東地方北部  80ミリ

  関東地方南部 100ミリ

  甲信地方    80ミリ

山陰地方は27日は高気圧に覆われて大体晴れるでしょう。ただ午後は雨や雷雨になる所がある見込みです。激しい雨が降るおそれがあります。日中の最高気温は34度から37度くらいで、水分や休憩をこまめにとるなど、熱中症対策を行ってください。