【大雨情報】山形県に「大雨特別警報」最大級の警戒を 秋田県でも記録的な大雨 東北日本海側で土砂災害など厳重警戒を 24時間の予想降水量・東北地方で150ミリ【最新気象情報まとめ・雨シミュレーション】
山形県で非常に激しい雨が降り続いており、土砂災害や洪水の危険が高まっている。
気象庁は大雨特別警報を発表し、命の危険が迫っているため最大級の警戒を呼び掛けている。
梅雨前線の影響で26日まで引き続き大雨による土砂災害や河川の増水に警戒が必要。
気象庁は25日午後、山形県では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いており、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっているとして遊佐町、酒田市に「大雨特別警報」を発表。これまでに経験したことのないような大雨となり、何らかの災害がすでに発生している可能性が高く「警戒レベル5」に相当するとしています。
※リンクから雨のシミュレーション・週間天気などをご覧いただけます。
気象庁は、命の危険が迫っているため、直ちに身の安全を確保しなければならない状況で最大級の警戒をするよう呼び掛けています。
また、秋田県では24日夜から記録的な大雨となり、現在も横手市、湯沢市など各地に「土砂災害警戒情報」が出されています。
東北では梅雨前線の影響で、26日にかけて大雨による土砂災害や河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
以下、これまでに気象庁が発表した気象情報です。
■「大雨と雷及び突風に関する山形県気象情報 第8号」
（25日午前11時35分発表:山形地方気象台）
山形県では、前線や暖かく湿った空気の影響により、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となっている所があります。25日夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、26日明け方にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。
●気象概況
梅雨前線が、華北から日本海を通って東北地方にのびており、前線上の低気圧が日本海中部にあって東へ進んでいます。25日は前線は次第に不明瞭となりますが、26日にかけて低気圧が東北地方を通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東北地方では引き続き26日にかけて、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。
このため、山形県では、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
●雨の実況
降り始め（23日19時）から25日11時までの降水量（アメダスによる速報値）
酒田大沢 232.0ミリ
真室川町差首鍋 208.0ミリ
酒田 182.0ミリ
酒田市浜中 129.0ミリ
鶴岡 113.0ミリ
