山形屋の文具雑貨フロア「What」9月末で閉店 経営再建目指す事業再生計画の一環 「昔は母と、今は娘と来る思い出の場所」…来店者からは惜しむ声

AI要約

山形屋グループの文具雑貨店「What」が経営再建の一環として9月末で閉店することが決定。

Trwenty・Oneの事業再生計画により、店舗は閉店するが、山形屋内に新規テナントが展開される予定。

閉店を機に、25年間運営に携わった店長や地元のお客さんたちから感謝の言葉や思い出が寄せられている。

山形屋の文具雑貨フロア「What」9月末で閉店 経営再建目指す事業再生計画の一環 「昔は母と、今は娘と来る思い出の場所」…来店者からは惜しむ声

 経営再建を目指す山形屋(鹿児島市)グループのトウェンティ・ワン(同市)運営の文具雑貨店「What(ホワット)」(山形屋2号館5階)が、9月末で閉店する。再建へ向けた事業再生計画の一環。同フロアには今秋、文房具店を含む2店舗が新規テナントとして出店する。

 トウェンティ・ワンの事業は現在、ホワットの運営のみで、組織再編により8月1日付で山形屋に吸収合併される。閉店までは山形屋が店舗運営を引き継ぎ、従業員7人は本人の意向を踏まえ、山形屋館内で継続雇用する予定。

 同店は1988年に同市東千石町で開店。2010年に山形屋内へ移転、17年から現フロア。25年間運営に携わる宮路裕一郎店長(55)は「支えていただいた全ての人に感謝している。この店での経験や築いた人脈を生かし、山形屋の活性化に尽力する」と語った。

 閉店を知り駆け付けた同市清水町の主婦(64)は「マニアックな商品までそろうお気に入りの店だった。息子や孫への贈り物を買ったりしていた」と振り返る。日置市伊集院町妙円寺の主婦(41)は「昔は母と、今は娘と来ている思い出の場所。15年以上使っている愛用品もあり寂しい」と話した。