不倫相手の女性に内部情報を漏らす「女性の関心を引きたかった」 男性警部を懲戒処分 広島県警
男性警部が不倫相手の女性に警察の内部情報を漏らしたため、県警は男性警部に減給3カ月の懲戒処分を与えた。
男性警部は1年間不倫関係にあり、自身の業務とは関係のない警察への相談内容を閲覧し、相手に情報漏洩を行なっていた。
男性警部は地方公務員法違反の疑いで書類送検され、警部補への降任を申し出ている。県警では再発防止と信頼回復に取り組むとコメントしている。
不倫相手の女性に警察の内部情報を漏らしたとして、県警は県内の警察署に課長として勤務する41歳の男性警部を減給3カ月の懲戒処分にしました。
県警監察官室によりますと、男性警部(41)はおととし7月ごろからおよそ1年間、女性と不倫関係にありました。
その上で勤務する警察署内で自分の業務とは関係のない警察への相談内容を閲覧。
去年5月と6月に、不倫相手の女性に対し、女性の知人に関係する相談内容についてSNSのメッセージ機能で6回にわたって送ったということです。
ことし1月に不倫関係について通報があり、男性警部などに聞き取りをしたところ、今回の情報漏洩の事実が分かりました。
県警は26日、この男性警部を地方公務員法違反の疑いで書類送検しました。
男性警部は捜査などに対して、「女性の関心を引きたかった」と話し、警部補への降任を申し出ているということです。
県警の植義則首席監察官は「警察官としてあるまじき行為。再発防止に取り組むとともに県民の信頼回復に努める」とコメントしてます。