懲戒対象の弁護士死亡、預かり金の目的外使用疑い 岐阜県弁護士会手続き中

AI要約

岐阜県弁護士会は、各務原法律事務所の弁護士が預かり金の目的外使用などの疑いで懲戒処分の手続きを受けていたが、彼が死亡していたことを明らかにした。

波多野弁護士は、破産管財人や相続財産管理人の立場を利用して裁判所に無断で預金を引き出し、通帳の内容を改ざんした疑いがある。

県弁護士会によると、懲戒処分の手続きは規則に基づき終了する見込みだ。

 岐阜県弁護士会(武藤玲央奈会長)は24日、預かり金の目的外使用などが疑われるとして、懲戒処分の手続きを始めていた各務原法律事務所(各務原市)の波多野寿哉弁護士が今月8日に死亡していたと明らかにした。規則に基づき、手続きは近く終了する見込み。

 波多野弁護士は、破産管財人や当時の相続財産管理人の立場を利用し、裁判所に無断で預金を引き出したり、裁判所に提出する通帳の内容を改ざんしたりしたことが疑われるとして、県弁護士会が8日に公表していた。