被害額は500万円超か…調剤薬局の29歳の元事務員、清算作業中に売上金から現金を盗んだ疑い 不正な返金処理で隠ぺい工作も 札幌市北区
札幌市北区の調剤薬局で、医療事務員として勤務していた男が現金3万円を盗み逮捕される。
被害法人が元従業員の横領を通報し、警察が2年半後に容疑固まり逮捕。
男は売上金を盗む際、返金処理で矛盾を生じないよう工作していた。
札幌市北区の調剤薬局で、医療事務員として勤務していた29歳の男が、現金3万円を盗んだとして逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定で、29歳の自称飲食店従業員の男です。
男は、札幌市北区の薬局で、医療事務員として勤務していた2022年1月、閉店時に行う売上金の精算作業中に、現金3万円を盗んだ疑いが持たれています。
2022年12月に被害法人が「元従業員が会社の売上金を横領していた」と警察に通報。
警察が捜査を続けていましたが、犯行から約2年半後の7月23日、窃盗の容疑が固まったとして男を逮捕しました。
警察によりますと、売上金は、本来銀行に入金しますが、男は精算作業中にその一部を盗んでいました。
また、発覚を遅らせるために、不正な返金処理をして、盗んだ金額に矛盾が生じないようにしていたということです。
警察の調べに対し、29歳の男は「売上金を盗んだことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
被害法人から警察に届け出のあった被害額は500万円を超えていて、警察は余罪があるとみて捜査を続けています。