震災を二度経験 “石川と一緒に立ち上がりたい” なでしこジャパン・北川ひかる選手 故郷への思い胸にパリへ
金沢市出身のなでしこジャパン・北川ひかる選手が初のオリンピック出場を果たす。
東日本大震災を経験し、石川への思いを胸に世界に挑む北川選手。
小学時代からサッカーに励み、ファンや母校で感動の再会があった。
サッカー女子日本代表・なでしこジャパンとして自身初めてのオリンピック出場を決めた金沢市出身の北川ひかる選手。東日本大震災を経験し被災地に特別な思いを抱える北川選手が石川への思いを胸に世界に挑みます。
なでしこジャパン・北川ひかる選手
「石川県で震災があって、自分がサッカーを通じて石川県にパワーを与えたいという思いからきょうはプレーしました」
1月8日、能登半島地震の発生以降初めての試合後に見せた涙。中学生時代に東日本大震災を福島で経験した北川選手の胸には、被災した地元への思いがありました。
サッカー女子日本代表・なでしこジャパンに選ばれ、初のオリンピック出場を決めた北川ひかる選手(27)。日本女子サッカー界のトップリーグ=WEリーグのINAC神戸レオネッサに所属しています。
ディフェンダーとして高い対人スキルを発揮しながら、攻撃にも積極的に参加し決定的チャンスを演出します。
なでしこジャパン・北川ひかる選手
「全然変わってないですね、なんか懐かしい」
先月、訪れたのは金沢市緑が丘の泉野小学校。中学から親元を離れ県外で練習を積んだ北川選手にとって思い出の母校です。
児童
「リフティングって何回くらいできる?」
なでしこジャパン・北川ひかる選手
「今は多分ずっとできるんだけど、小学生のときは多分1000回くらいできました」
児童
「えー!」
児童
「かわいいしかっこよかった」「飛ぶほどうれしかった」「努力を惜しまずできているのがすごい、偉大だなと思った」
男子に混ざってサッカーをしていたという懐かしのグラウンド。小学生時代から北川選手が得意とするのが左足からの精度の高いクロス!ゴール前に入り込んだ私にピンポイントで届きます!
この日は、北川選手へのサプライズも…。
なでしこジャパン・北川ひかる選手
「えー!まじですか」
金森英二教諭
「お久しぶりです」
北川選手
「先生元気ですか、お久しぶりです」
金森英二教諭
「よかったなぁ」
北川選手
「ありがとうございます、いやびっくりです」