CCC、渋谷サクラステージに「TSUTAYA BOOKSTORE」など4店舗

AI要約

渋谷・桜丘の複合施設「Shibuya Sakura Stage」にカルチュア・コンビニエンス・クラブが携わる4店舗が7月25日に出店する。

CCCと東急不動産が締結した「まちづくり協定」に基づき、カルチャーを軸としたイベントの開催やアーティスト支援を通じた「にぎわい創出」を目指す。

TSUTAYA BOOKSTOREや土産店「CHEEAT TOKYO」などが出店し、多様なコンテンツや商品を提供する。

CCC、渋谷サクラステージに「TSUTAYA BOOKSTORE」など4店舗

 渋谷・桜丘の複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」(渋谷区桜丘町)に7月25日、書店「TSUTAYA BOOKSTORE」など、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(南平台町)が携わる4店舗が出店する。(シブヤ経済新聞)

 CCCと、渋谷サクラステージの開発に参画する東急不動産が締結した「まちづくり協定」に基づき店舗を展開。協定では、広域渋谷圏の両社の施設やコンテンツなどのリソースを活用し、カルチャーを軸としたイベントの開催や次世代アーティスト支援などを通じた「にぎわい創出」を目指している。

 SHIBUYAタワー4階にはTSUTAYA BOOKSTOREを出店。同社は渋谷駅前スクランブル交差点の一角に出店する「SHIBUYA TSUTAYA」(宇田川町)内で書籍を扱っていたが、4月の大規模リニューアルで漫画・フィギュア・グッズを中心に扱い体験コンテンツを取り入れるコンセプチュアルな「IP 書店」に変更したことや、祖業である書店を「渋谷でしっかり展開したい」という思いなどから、今回TSUTAYA BOOKSTOREを出店した。

 「広がる書店」をコンセプトに、書籍で知識や視野、イベントで感性、ラウンジで時間の使い方など、「生き方の広がる場」を目指す。30~40代のクリエーティブワーカーをメインに、渋谷に来街する10~20代の女性、30~40代の住民をターゲットに据え、ビジネス書やアートジャンルの書籍を多くそろえるほか、実用書や若者を意識したコミックなど、在庫約16万冊をそろえる。「売れ筋」「話題作」はエントランスで展開し利便性を高める。現在、全国で10店舗ほどしか展開していないというTSUTAYAオリジナルグッズコーナー「SUKINOVA(スキノバ)」も展開し独自性の高い商品も扱う。

 店内には、渋谷駅周辺4店舗目となる、ビジネスやカフェ利用などができるラウンジ「SHARE ROUNGE」(180坪)を併設。テーブル席やオンライン打ち合わせなどができる一人用の完全個室5室、打ち合わせなどができる会議室3室など計180席を設ける。飲み食べ放題のドリンクやスナックを用意するほか、店内からは、同フロアに出店する飲食店10店舗の食事をモバイルオーダーすることもできる。利用料は、ソフトドリンクプラン=60分1,650円、1日利用5,500円、アルコールプラン・1人個室=60分2,200円、キッズ(未就学児)プラン=同500円ほか。営業時間は8時~23時。

 TSUTAYA BOOKSTORE店内と同店前のエスカレーター横にはアートコミュニティースペース「re-search(リサーチ)」を設置。同協定の一環として、ギャラリーのようなホワイトキューブではない一角で、「アートはどのように存在し得るのか。あるいはどのような生態系を構築し得るのか」という問いを基に、調査・再建策・実践を繰り返していくという。同店と連携し、関連するアーティストのZINEやグッズなどのアート商品も展開する。営業時間は8時~23時。

 2階には土産店「CHEEAT TOKYO(チート トウキョウ)」を出店。CCCMKホールディングスが戦略設計・マーケティングを手がけ、売り場の運営やコンテンツ企画は色エンターテインメントが担当。食品やアパレル雑貨を通して国内各地の伝統技術や生産者・職人の思いの発信を図る。20都道府県以上の商品200SKU以上を常時販売するほか、SDGs商品やアパレルグッズなどライフスタイル商品をそろえる雑貨売り場、ポップアップスペースなどで構成。

オープニング企画として、屋上農園の運営や「パラアート」に取り組むAGRIKOの農福連携コーナー、「ギョーザ愛好家」のオガサラガクさん、納豆を題材にしたアパレルブランド「ネバネバビーン」の商品、人材マッチングサイト「おてつたび」と産直アプリ「ポケットマルシェ」のコラボレーション企画「日本全国の生産者と渋谷をつなぐガチャ」を展開する。営業時間は10時~21時。