紅花の美しさ、伝えたい 荒砥高生と高等専修学校生が花摘みボランティア

AI要約

白鷹町の荒砥高と白鷹高等専修学校の生徒が紅花摘みボランティアに参加し、畑で汗を流す。

荒砥高では中山地区で、白鷹高等専修学校では十王地区で活動を行い、生徒たちは和やかに作業を楽しんでいた。

紅花生産量日本一の白鷹町は、摘み手の不足解消のために毎年学校と協力している。

紅花の美しさ、伝えたい 荒砥高生と高等専修学校生が花摘みボランティア

 白鷹町の荒砥高(石田充校長、70人)と白鷹高等専修学校(赤間幸生校長、21人)の全校生徒が、町内の畑で、染料の原料に用いる紅花摘みボランティアに汗を流した。

 荒砥高は19日に中山地区で実施。小雨の中、運動着に長靴、ゴム手袋姿で畑に入り、和やかに摘み取りを進めた。とげの痛みに悲鳴を上げる生徒もいた。初挑戦の1年五十嵐佳乃さん(15)は「野山の緑に咲く紅花の美しさは目が覚めるよう。黙々と作業するのも楽しい」と話した。

 白鷹高等専修学校は17日、十王地区で取り組み、生徒たちは摘んだ量を競うなどして楽しんでいた。小学生の時に体験して以来という1年佐藤美羽さん(16)は「チクチクする感覚が久しぶり。3年間で速く摘めるようになりたい」と向上心をにじませた。

 紅花生産量日本一を誇る同町は、摘み手の不足解消につなげようと、町内の小中高校などに毎年協力を依頼している。