とりめし、デミカツに桃鯛も ザ岡山グルメが満載  「県庁食堂」を22日のオープン前に徹底解剖

AI要約

岡山県庁の食堂「おかやま晴れの国食堂」では、県産食材やご当地グルメを楽しめる。

メニューは豊富で、海産物や岡山名物も注文できる。食堂はモダンで広々とした空間に位置し、快適な食事が楽しめる。

営業時間は午前11時から午後6時までで、岡山県庁周辺の観光スポットと合わせて訪れてみるのも良いだろう。

とりめし、デミカツに桃鯛も ザ岡山グルメが満載  「県庁食堂」を22日のオープン前に徹底解剖

 22日にオープンする岡山県庁の食堂「おかやま晴れの国食堂」では、県産食材はもちろん、ご当地グルメも楽しめます。一般の人も利用できると聞き、記者も早速プレオープン日にたずねてみました。

 とりめし、ハンバーグ定食、ねぎラーメン…。メニュー表を眺めているだけで心が躍ります。丼ものやパスタ、スイーツといった約30種類がずらり。食堂を運営する「晴レノヒ」(岡山市)の高橋直也社長(37)は「家族連れから高齢者まで楽しめる『フードコート』のようなわくわくする空間を目指したい」と話します。岡山県産の旬の野菜やクロダイなどの海産物も積極的にメニューに取り入れる予定で、県内外の人に岡山の食の魅力をPRしていくそうです。

 ご当地グルメも充実。岡山県産白桃を混ぜた餌で育てた養殖マダイ「桃鯛」の漬け丼(千円)のほか、デミカツやママカリ、人気店「増田豆富店」(岡山市)のざる豆腐といった岡山名物をギュギュっと詰め込んだ「晴れの国御膳」(1500円)もあります。

 食堂は本館地下1階にあり、コンクリートと木材が調和したモダンな雰囲気。ガラス張りで、広々とした空間(約600平方メートル)に約190席が並び、開放感があります。昭和32年の庁舎建設時からあった金庫やらせん階段もあり、貴重な遺構を見ることができます。

 記者は岡山生まれのソウルフード「とりめし」(800円)をチョイス。タッチパネルでスムーズに注文できます。発券用紙をスタッフに手渡すと、恐ろしいほどすぐに、目の前にとりめしが現れました。「メニューの仕込みを徹底しており、日替わり定食は30秒、麺類でも1分30秒程度で提供するように心がけています」と高橋社長。正午からの1時間は、多くの県職員の利用が見込まれるため、「1分でも長く休憩時間をとってもらいたい」との思いがあるそうです。

 いざ、実食。サックサクの鶏のから揚げと甘辛いたれがマッチ! 噛(か)めば噛むほど、鶏肉のうま味が口いっぱいに広がります。一緒に提供される黄ニラのみそ汁は、シャキシャキとした食感とほのかな甘みが感じられます。

 営業時間は開庁日の午前11時~午後6時。県庁の目の前には岡山県立図書館、少し足を延ばせば、岡山城や後楽園もあります。読書や散策をした後に、岡山グルメを味わってみてはいかがでしょうか。