備品を窃盗、文書偽造も…2等海曹の男性を懲戒免職 海自佐世保

AI要約

海上自衛隊佐世保地方総監部が、備品窃盗や行政文書偽造などをした男性2等海曹を懲戒免職処分にした。

2曹は上司の決裁をもらわずに行政文書を偽造し、備品を盗み売却していた。さらに着用資格がない記章を付けていたことも判明。

補給所は教育指導を徹底するとコメントした。

 海上自衛隊佐世保地方総監部は18日、備品窃盗や行政文書偽造などをした佐世保弾薬整備補給所の男性2等海曹(51)を懲戒免職処分にした。

 総監部によると、2曹は2021年1月ごろから22年9月ごろまでの間、上司の決裁をもらわずに、自分で用意した上司の名前の印鑑を押して行政文書を偽造していた。2曹は「業務が滞ることにストレスを感じ早く処理したかった」と話しているという。

 偽造発覚後の調査で、プリンターのインクカートリッジや工具などの備品約36万5千円相当を職場から盗み、一部を売却していたことも発覚。借金返済に充てていたという。さらに16年4月ごろから21年10月ごろまでの間、着用資格がない防衛記念章を付けていたことも分かった。

 同補給所の柿内淳志1等海佐は「教育指導を徹底する」とコメントを出した。