災害時にペットと飼い主を繋ぐ「防災カード」作成へ ペットが主役の撮影会 E-girls元メンバー武藤千春さんが提唱
小諸市で「ペットが主役」の撮影会が開かれ、災害への備えを目指してペットの防災カードを作成するイベントが行われました。
地元のあさま防災カルチャークラブが主催し、ペットと飼い主の写真を撮影して情報を記入することで、災害時のペットトラブルを防ぐ取り組みが行われました。
武藤千春さんは、地域で防災意識を高める活動に取り組む一方、ペット災害危機管理士の資格取得イベントなどを通じて、防災意識の向上を図っています。
小諸市で「ペットが主役」の撮影会が開かれました。
狙いは「災害への備え」です。
東信地域で防災関連の活動に取り組む「あさま防災カルチャークラブ」が主催して15日に開かれたペットの撮影会。
プロのカメラマンが撮影し、その画像データをもとにペットの防災カードを作成しようというイベントです。
左のページには、ペットだけの写真と飼い主と一緒に撮った写真を貼ります。
右のページには、名前や種類、健康状態や飼い主の情報などを記入します。
あさま防災カルチャークラブ代表 武藤千春(むとうちはる)さん:
「被災して、ねこちゃん、わんちゃんとはぐれちゃったって時に、ペットの特徴が分かる写真が実はあんまり持っていないとか」
今年1月の能登半島地震では、飼い主と証明できず、保護されたペットを引き取ることができなかったケースもあったといいます。
災害時のペットに関するトラブルを防ぐために今回のイベントを企画した武藤さん。
歌手、実業家、農家と様々な顔を持ち、小諸市からは農業の魅力を伝える「農ライフアンバサダー」を委嘱されています。
さらに、防災士の資格を生かし、今年新たに立ち上げたのが、あさま防災カルチャークラブです。
地元のFM局で、自身が出演する防災番組を始めたほか、資格取得のイベントを開くなど人材育成を図ります。
武藤さん:
「浅間山麓地域っていうのは、良くも悪くも災害があまり多くない地域だったと思うので、とはいえ全国の中でもこれまで災害が起きてなかった場所で大きな災害が今、本当に毎年のように起きているので、どれだけみんなと一緒に楽しく備えることができるかっていうのを模索しながら発信をしています」
9月にはペット災害危機管理士の資格を取得できるイベントも予定していて、今後も様々な活動を通じて防災意識を高めていければと話しています。