【独自】“パワハラ”“おねだり”疑惑の兵庫・斎藤知事 音声聞き「記憶にない」「内容を精査」
斎藤元彦知事の“パワハラ”や贈答品などの“おねだり”疑惑が告発され、死亡した元幹部の男性職員が残した音声データについて、知事は記憶がないと回答。
斎藤知事が関係者に特産品のワインを要求した際の音声データが公開され、男性職員の自殺と関連付けられている。
18日の百条委員会で、音声データや陳述書が資料として認められるかが諮問される予定。
兵庫県の斎藤元彦知事の“パワハラ”や贈答品などの“おねだり”疑惑が告発された問題で、死亡した元幹部の男性職員が残した、知事が県の特産品であるワインを要求したとされる音声データについて、18日、斎藤知事は音声データを聞いた上で「記憶にない」「内容を精査してしかるべきタイミングで答える」と回答しました。
(記録された音声)
「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた。この間はイチゴ、ジャコ、塩はあれですけど、また折をみてよろしくお願いします」
読売テレビが入手したこの音声は、斎藤知事の疑惑を告発し、7月に死亡した元西播磨県民局長の男性職員が残したものです。2022年11月、斎藤知事が公務で県西部の会合に出席した際に録音したとみられ、知事が関係者に特産品のワインを求めた際の発言とされています。
男性職員は自殺したとみられていて「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージとともに音声データや陳述書を残し、遺族が百条委員会に提出していました。
大阪市内で関西広域連合の会合に出席した斎藤知事は18日、取材に応じ、男性が残した音声を聞いた上で、次のように答えました。
記者
「音声の内容に心当たりは?」
斎藤知事
「いま、記憶がないので確認してしかるべきタイミングでお答えさせてもらいます。きょうは急でしたので」
記者
「知事の発言で間違いない?」
斎藤知事
「そこも確認する。音声データを提供いただければ、確認したい」
記者
「しかるべきタイミングとは?」
斎藤知事
「今のデータも初めて聞いたので。内容を精査して伝えることが大事かなと思う」
19日の百条委員会では、この音声データや陳述書が資料として認められるかが委員会で諮られる予定です。