謎深まる鹿児島県警にメスを入れられるか…百条委設置の結論持ち越しの県議会、19日に再び野川本部長らに事件説明求める

AI要約

鹿児島県議会総務警察委員会が前生活安全部長の起訴や県警の不祥事に関する調査を行うために閉会中委員会を開催する。

県民連合が提案した百条委員会の設置については決定が持ち越しとなっており、自民党県議団は閉会中委員会での説明を受けて判断する方針。

総務警察委員会は西村委員長らによって構成され、一般の傍聴も可能。

謎深まる鹿児島県警にメスを入れられるか…百条委設置の結論持ち越しの県議会、19日に再び野川本部長らに事件説明求める

 鹿児島県議会総務警察委員会は19日、前生活安全部長が国家公務員法(守秘義務)違反の罪で起訴された事件など県警の一連の不祥事について、閉会中委員会を開き調査する。6月11日に集中的に調査したが、再び野川明輝本部長らに事件への対応などの説明を求める。

 県議会事務局によると、前生活安全部長の起訴後に野川本部長が会見を開くなど進展があったことや、会見で県警側が議会への説明責任を果たす意向を示したものの、まだ実現していないことが理由。9月定例会まで時間が空くこともあり、西村協委員長(自民)が実施を決めた。

 一連の県警不祥事を巡っては、県議会の県民連合が提案した、真相を究明するために強い権限を持つ調査特別委員会(百条委員会)を設置するかどうかの結論が持ち越しとなっている。最大会派の自民党県議団は、閉会中委員会で説明を聞き設置の可否を判断する方針としている。

 総務警察委員会は西村委員長ら10人で構成。閉会中委員会には複数の委員外議員も出席して質問する予定。9時半開会。一般の傍聴もできる。