ハマナス使い香り袋 氷見・宮田小児童、商品化進める地元の魅力発信

AI要約

氷見市宮田小5年生18人でつくる「宮田ハマナス会社」が、校区内で咲いているハマナスを使って商品開発を進めている。

会社は香り袋や本のしおり、レジンなど3種類の商品を試作し、市内で営業活動を行っている。

地元の魅力を発信し、夏休み前に商品化を目指している児童たちの意気込みが伝わる。

ハマナス使い香り袋 氷見・宮田小児童、商品化進める地元の魅力発信

 氷見市宮田小5年生18人でつくる「宮田ハマナス会社」が校区内で多く咲いているハマナスを使って香り袋などの商品化を進めている。16日には試作品を市内の2カ所に持ち込み、販売に向けて営業活動を行った。児童は地元の魅力を発信して盛り上げようと、夏休み前の商品化へ意気込んでいる。

 宮田ハマナス会社が試作したのは、ハマナスを使った本のしおりや、香り袋の「サシェ」、液体を固めた「レジン」の3種類。学校敷地や校区で咲くハマナスの花びらや葉っぱを使った。バラ科で香りが豊かなハマナスの特色をとらえた商品化を進めている。

 会社は5月中旬に設立し、6月ごろから商品開発部を中心にハマナスを使って試作を重ねた。

 16日は奥原優実佳社長や、濵下結月副社長ら18人が、氷見市稲積の西洋風庭園「氷見あいやまガーデン」を訪れ、増井裕行ガーデンマネジャー(43)と名刺交換しながら、販売に向けて打ち合わせを行った。サシェから虫が出るなどの課題の解決に向け、増井さんがいったん袋から取り出し、虫を排除するよう助言した。商品開発部の旦保美蕾(みらい)部長は「学校に持ち帰ったら試してみたい」と話した。

 営業部の3人は、商品を置く売店エリアの一角を確認した。中村唯人営業部長は「もっと営業して売りたい」と意気込み、経営部やマーケティング部の部員らも同行した。増井さんは試作品について「小学生らしい作品で、話題性でお客様も見に来てもらえると思う」と期待した。

 今後は商品の値段や販売時期などを決める。奥原社長は「みんなで協力して商品を広めていきたい。ぜひ皆さんに買っていただきたい」とPRした。

 会社は果樹園「39(サンキュー)フルーツパーク」にも営業活動を行った。