いわむら城址薪能、40年の伝統芸能に一区切り 8月31日「有終の美」 

AI要約

第38回いわむら城址薪能が岐阜県恵那市岩村町で開催される。実行委員長の三輪哲司さんが40年間続いた伝統芸能にフィナーレをつけることを語る。

実行委員会は地元有志で構成され、今年は岩村歴史資料館駐車場での開催となる。仕舞、狂言、能などが披露されるほか、子どもたちによる謡も演じられる。

観覧料金は前売りや当日券で異なり、中学生以下は無料。出演者も募集中で、市観光協会岩村支部や恵那文化センターでチケットが取り扱われている。

いわむら城址薪能、40年の伝統芸能に一区切り 8月31日「有終の美」 

 第38回いわむら城址(じょうし)薪能(実行委員会主催)は、8月31日午後5時30分から、岐阜県恵那市岩村町の岩村歴史資料館駐車場で行われる。実行委員長の三輪哲司さん(74)らが市役所を訪れ、開催をアピールした。三輪さんは「今年でフィナーレにしたい」と40年間続いた伝統芸能に一区切りをつけると語った。

 地元有志でつくる実行委は約25人で構成。例年8月に岩村城藩主邸跡で、かがり火をたき開催している。今回は仕舞、狂言、能が披露される。また、開演前に子どもたちによる謡が演じられる。実行委は7月19日まで市内外の4歳以上から小学6年生までの40人の出演者を募集している。

 三輪さんは「メンバーが高齢化して継続が難しくなった。今年は晴天で迎えたい」と有終の美を誓い、小坂喬峰市長は「残念。伝統のイベントを市として、しっかりPRしていく」と語った。

 観覧は、一般は前売り3千円、当日3500円。大学生は前売り、当日ともに2千円、高校生も同じく千円。中学生以下(保護者同伴)は無料。市観光協会岩村支部、恵那文化センターなどで取り扱っている。問い合わせは同支部、電話0573(43)3231。

(服部潤)