横浜市・上大岡駅前の駐車場で男性死亡 元キャバ店経営者の初公判

AI要約

去年、横浜市港南区のコインパーキングの車内から、暴行を受けた男性が意識不明の状態で見つかり死亡した事件。

横浜市の元キャバクラ店経営者が暴行を加え、従業員を死亡させた傷害致死の罪に問われ、初公判で起訴内容を認めた。

木村被告は、起訴内容の暴行を認め、動機は勤務態度の問題に対する「制裁」と説明。

横浜市・上大岡駅前の駐車場で男性死亡 元キャバ店経営者の初公判

去年、横浜市港南区のコインパーキングの車内から、暴行を受けた男性が意識不明の状態で見つかり死亡した事件。男性が勤めていたキャバクラ店の経営者の男の裁判員裁判が横浜地裁で始まりました。

横浜市の元キャバクラ店経営者・木村芳稀被告28歳は去年12月、港南区の上大岡駅前のビルで店の従業員・板倉竜樹さん25歳に腹などを蹴るなどの暴行を加え、搬送先の病院で死亡させた傷害致死の罪に問われています。

16日の初公判で木村被告は、起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、板倉さんは暴行を受け体調が悪くなり店の近くのコインパーキングにとめた車の中で休んでいたところ、数時間後に意識不明の状態で発見されたと明らかにしました。

動機について、板倉さんの勤務態度の問題をめぐって関係者から木村被告が指導力を指摘され、「制裁、表向きは『指導』の名のもとに暴行を加えることを決意した」と指摘しました。

一方、弁護側は、「関係者から苦情が入り対応を迫られた」と説明し、「被害者を放っておいたわけではないし、警察に自分のやったことを説明するなど自首している」と量刑を争うと主張しました。

判決は今月22日に言い渡される予定です。