学生の「お薦め」百貨店で 和歌山県田辺市の店舗で商品選び、9月に販売

AI要約

和歌山大学の学生が選んだ「和歌山のお薦め商品」を販売するイベントが大阪市で開催される。

イベントでは和歌山県紀南地方の商品も販売予定で、学生らが商品選びに励んでいる様子が伝えられている。

学生たちは商品の知識を深め、イベント成功に向けて様々なアイデアを交換している。

学生の「お薦め」百貨店で 和歌山県田辺市の店舗で商品選び、9月に販売

 和歌山大学の学生が選んだ「和歌山のお薦め商品」を販売するイベントが9月18~23日、大阪市の阪神百貨店梅田本店で開かれる。和歌山県紀南地方の商品も売ろうと、和歌山大生9人がこのほど、田辺市湊のJR紀伊田辺駅前にある田辺エンプラスを訪れ、イベントに出す店内の商品を選んだ。

 イベントは、和歌山大の卒業生である阪神百貨店のバイヤーから「和歌山グルメの企画を大学生と一緒にできないか」という提案があり、2022年から毎年開いている。期間中は梅田本店1階のイベントスペース「食祭テラス」を会場に、県内から10社ほどが出店する予定。

 田辺エンプラスでは、学生らが2階のワークスペースに集まり、施設を運営するまちづくり会社「南紀みらい」の職員から説明を聞いた。1階の店舗では地元の産品を見て回り、イベントに出したい品を選んだ。写真やメモをとったり、気になった味の梅干しを試食したりする学生もいた。

 それぞれ一押しの商品を選び、龍神産シイタケを使った「しいたけ節」や、和歌山発のクラフトコーラ「NAGO COLA」などを挙げた。南紀みらいの職員が取りまとめ、イベントにどの商品を並べるか検討する。

 学生らは、イベント当日の売り方についても意見を交換した。売り場に和歌山県の地図を置き、商品がどこで作られたのか視覚的に分かりやすくする案や、商品別に担当者を付けて詳しく説明する案などが出た。

 観光学部2年の飯島颯大さん(19)は「昨年も参加した。商品の知識をより深めてもっと説明し、買ってもらえるようにしたい」と話し、同学部3年の小林聖弥さん(20)は「参加は同じく2回目。親戚がスーパーでバイヤーをしており、幼い頃から興味があったので参加した。前回の内容を工夫してより良いものにしたい」と話した。