伝統校・県立和歌山に現れたスーパー1年生打者が2安打2打点の活躍で、2年ぶりの勝利に貢献!【24年夏・和歌山大会】

AI要約

県立和歌山が南部龍神を10-0で下し、2年ぶりに初戦突破を果たした。

1年生の大部燎侍が大活躍し、3打数2安打2打点の活躍を見せた。

大部は指導陣に期待され、早くも4番を務める1年生であり、今後の活躍が楽しみな選手である。

伝統校・県立和歌山に現れたスーパー1年生打者が2安打2打点の活躍で、2年ぶりの勝利に貢献!【24年夏・和歌山大会】

<第106回全国高等学校野球選手権和歌山大会:和歌山東10-0南部龍神(5回コールド)>14日◇2回戦◇紀三井寺公園野球場

県立和歌山が接戦を制して、2年ぶりに初戦を突破した。

勝利に大きく貢献したのが1年生ながら4番を打つ一塁手の大部 燎侍(1年)。先生だと決勝の犠飛を含む3打数2安打2打点の大活躍を見せた。

初めての夏の大会に「めちゃくちゃ緊張しました」という大部だが、1回表に一死一、三塁と先制のチャンスで最初の打席が回ると、内角低めのストレートをセンター前に弾き返し、チームに先制点をもたらす適時打を放った。

一本出て気持ちが楽になった大部は3回表の第2打席でも右前安打で出塁。同点で迎えた6回表の第3打席は無死三塁と一打勝ち越しの場面で回ってきた。

「とにかく(三塁走者の)松下(心・3年)さんを還そうと思って必死でした」と初球を振り抜くと、打球はライトへの犠飛となり、勝ち越しに成功。これが決勝点となり、県立和歌山が勝利を収めた。

「ちょっとでも長く先輩たちと野球をしたいので、自分にできることを一生懸命しました」と話した大部。9回表の第4打席はファーストライナーに倒れたが、強烈な当たりを放っており、全打席で内容のある打撃内容だった。

中学時代は小園 健太(DeNA)や松川 虎生(ロッテ)を輩出した貝塚ヤングに所属。当時は7番打者だったという。

指導陣に魅力を感じて県立和歌山に進学。「思い切ったスイングができる」と木瀬 健士郎監督に打撃を期待されて早くも4番を任されている。捉える能力と打球の速さはとても1年生とは思えない。

「チームを代表していける選手になりたいです」と今後の目標を語る大部。ゆくゆくはチーム内に留まらず、県内でも有数の打者になる可能性も十分にあるだろう。今後の活躍が楽しみだ。