面接はチャンスだ! ハキハキ話して笑顔忘れずに 外国籍生徒らにアドバイス 加茂高定時制でキャリア教育授業

AI要約

加茂高校(岐阜県美濃加茂市本郷町)の定時制で外国籍生徒らを対象にしたライフプラン・キャリア教育の授業が行われ、40人以上の生徒が就職活動について学んだ。

県国際交流センターが主催し、外国籍生徒が多い学校でキャリア教育授業を提供していることが紹介された。

講師による模擬面接や給与明細の見方の解説などが行われ、生徒たちが就職活動について実践的な知識を得た。

面接はチャンスだ! ハキハキ話して笑顔忘れずに 外国籍生徒らにアドバイス 加茂高定時制でキャリア教育授業

 加茂高校(岐阜県美濃加茂市本郷町)の定時制で外国籍生徒らを対象にしたライフプラン・キャリア教育の授業が行われた。4年生の約40人が就職活動などについて学んだ。

 県国際交流センターが開催した。センターは外国籍生徒が多い学校などでキャリア教育授業を開いている。

 同高定時制で学ぶ外国籍生徒の多くが、製造業など日本の企業の正社員への就職を目指しているという。

 日系ブラジル人の村山・グスタボ・秀夫さん(34)らが講師を務めた。6歳で来日し、日本の学校に通ったり、企業で働いたりした経験を基に人材派遣会社のブラジル人専門の派遣部門に勤務している。

 授業では村山さんが就職活動の面接について説明。「面接はチャンス。自分のことを知ってもらい、自分が興味のあることを知ることができる」と強調。面接の準備として、受ける企業について調べたり、自分自身のキャリア形成について考えたりすることを求めた。

 村山さんが面接官役となり、生徒らは実際に模擬面接に挑戦。▷ゆっくりハキハキ話す▷笑顔を忘れず▷自分を偽らない-などのアドバイスを受けていた。

 また、ファイナンシャルプランナーの竹内幹さん(各務原市)が給与明細の見方について解説した。

 美容業界への就職を希望している女子生徒(19)は「この学校にはいろんな国の生徒がいますが、それぞれに分かりやすく就職活動や給与明細について教えてくれて助かりました」と話していた。