「どっこい、どっこい」茅ケ崎で暁の祭典「浜降祭」、39基の神輿が勇壮に

AI要約

茅ケ崎西浜海岸で行われる暁の祭典「浜降祭」には、39基の神輿が集まり、大勢の観客が訪れた。

神輿は各神社から始まり、担ぎ手たちのかけ声や音の鳴り散らす中、海岸に到着して合同祭が行われた。

観客の中には祭りを大切に思う人々がおり、子どもたちも楽しみながら参加していた。

「どっこい、どっこい」茅ケ崎で暁の祭典「浜降祭」、39基の神輿が勇壮に

 海の日の15日、茅ケ崎西浜海岸(茅ケ崎市南湖)で、地域に夏の訪れを告げる暁の祭典「浜降祭」が開かれた。同市内と寒川町の34神社から大人神輿(みこし)34基と子ども神輿5基の計39基が集まり、大勢の観客が見守った。

 神輿は同日未明からそれぞれの神社を出発し、午前4時過ぎに最初の神輿が同海岸に到着。担ぎ手たちの「どっこい、どっこい」という威勢のよいかけ声と共に、神輿の四隅にある鈴の音、ガチャンガチャンという台輪の横にある金属製の輪を叩く音が響き渡った。午前7時過ぎに全39基がそろって合同祭が行われた。海で「みそぎ」を終えた神輿は声援を浴びながら帰路に着いた。

 神輿の到着を砂浜で待っていた同町出身で川崎市在住の林理美(さとみ)さん(41)は「亡くなった両親が(神輿の)担ぎ手だった。浜降祭の日に生まれた私を大切に育ててくれた」と語った。息子の瑛哲(えいてつ)さん(9)は「楽しみなので眠くない。ワクワクする」と話していた。